東京・浅草、
白黒の明暗な江戸文字で、
ココはこうしてコッチはこうね、
" 恰好良く上げますよ " 、（職人声）
かは…っ、
沁み入るトーンだ…っ、
思い描いて五年越し、
ソレがいよいよ梅桜の花か、
ふぅふぅふぅ、
ワクワク病がドを過ぎる、
呑まなきゃヤってらんねぇなぁ～旦那、（エヘヘ）
んー、ナイス。
両手と肩に荷物を抱え、
そろそろ夕方に差し掛かる寒空、
うん、
頃合いでしょ、
喉の渇きに潤いと、
足腰の痛みに安らぎを、
グゥ～って鳴り呼ぶ腹ごなし、
浅草 『浅草弥太郎』。
僅かなカウンター席はご常連さん方で目一杯、
…なのでテーブル席へ腰掛けて、
ブルっと来ようがギンっとした「ホッピー」をグビっとな、
で、
お通しの「スパサラ」からの、
「辛いもつ煮込み」で熱波吸収・体温上昇作戦、
ベースは定番なる豚シロの味噌仕立て煮込みなんだけどさ、
追い打ちで入る鷹の爪と一味唐辛子の大量加減にオホっと辛ぁ～っ、
そうして熱の煮込みを冷のホッピーで流し込む旨呑み食いが " 飴と鞭 " でまたイイ。
さてと、
お次は焼鳥かねぇ、
「なんこつ」と「かわ」を其々塩で、
「はつひも」はタレがオススメ、（レギュラーじゃ無いから有ればラッキーなんだよ）
うんうん、
安心安定のコレコレ系だよね。
さぁ、
さぁさぁ、
次の予定時間も迫ってるのでラスト肴を、
…っちゅー事で、
天ツユかエビ塩が選べる " 串天ぷら " から香り良いエビ塩をチョイスして、
「ちくわ天」と「しいたけ天」に、
「かしわ天」と「にんにく天」を頂こうか、
勿論揚げ立てサクサクのホワホワ、
全てが全て馴染みのオツなんだけどさ、
俺的一推しは " にんにく天 " だね、
よし、
よしよぉーし、
そろそろ行くか、
秒読みの寿命をまだまだ存分に楽しむぞ。
" Sakaba ni fukeru omoi "
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