東京・沼袋、
わざわざ悪天候の日に向かったご無沙汰の名店、
足元ビチャビチャになりながら春以来のお久し振りです、
いやぁ～雨風酷いねぇ～…なんてのを長居する言い訳に、
こりゃぁ～雨脚落ち着くまでは帰れ無いねぇ～…なんてのは見え見えの魂胆で、
ご存知 " 呑兵衛はニヤリ " とする、
台風18号と共に再訪参上の夜の事、
過去散々と酒を煽り倒して来た美味い焼きとん屋にて、
んー、ナイス。
焼き台から立ち昇る焼きとんの煙が開け放たれた入口扉へと流れ、
ドシャ降りの雨ザァーザァーに触れてフワァ～っとチリヂリバラバラ、
そんなのをボンヤリ眺めながら " よく降るねぇ～ " …と、
こんなのも気分次第で " 風情があるねぇ～ " …ってなもんだ、
沼袋 『たつや』。
ジョッキに氷がパンパンに入ってるとは言え、
ビール会社のラベル位置を超えるまで入る焼酎中身は相変わらずの威勢良さ、
うん、
何と言われても、
コレが俺達大衆の正式作法な「ホッピー」、
さて、
焼き物を待つまでのアテは煮込みを…と、
おっ、
今日は定番の豚もつ以外に「牛すじ塩煮込み」があるんだね、
うんうん、
酒呑み仕様の塩加減、
筋肉はホロホロと筋脂はコシコシと、
美味いね。
そうしてこうしてホラホラ、
グイグイ焼き上がって来るお待ちかね、
「はらみ」を味噌に「たんした」は塩、
「れば」を味噌で「さといも」は醤油、
あぁ～…、
やっぱりだやっぱり味噌ダレ最高ぉ～、
一つも二つも上等を行く洗練さ加減にニンマリ。
で、
魔法の白い粉が掛かる浅漬気味の「きゅうりぬか漬」をパリポリしつつ、
「せせり」を塩で貰ったり、
「ぶつ切りラム串」をタレでお願いしたりして、
再び戻って来る焼きとんは「かしら」を塩で「しろ」は味噌だね、
でで、
" 良かったらどうぞ " とサービスで頂いた豚ばらスライスで巻き焼きタレでの「にら巻き」、
メニューには無いんだけどさ、
たまにこういうのを粋にチョイと出してくれるんだよね、
ありがとうございますー。
さてさて、
そろそろ〆へと向かうに " カレーでパンな伝家の宝刀 " を思い浮かべるも…、
一先ずワンクッション置いとくかと…、
「スパムチーズ」、
…をパクっとしたら、
アララと…うぅーん、
残念ながら俺っ腹一段落しちゃったなって、
ぐぅぅぅぅう～ " 絶品もつカレー " は諦めてぇーの、
「うずら」を塩で「つくね」は味噌の丸丸コンビにしよう、
いやぁ～ブレずの味は流石で大満足、
また昔の様にチョクチョク顔を出したいよね、
…だけど今は難しい時期かなぁ～…ってボヤボヤするか？
明日はどうなるものかだぞ。
" On the day of the typhoon "
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