東京・自宅、
寝起き僅か10分後、
食糧庫前にてアグラ組んで考える、
ん…あぁ…ボサボサ頭で飯の算段だよ遅めの昼飯のね、
さてと、
家中の窓という窓を全開にする、
腕捲りし髪を上げ " ご近所の方々にスミマセンね " と…スイッチオン換気扇、
ズンズン迫り帯びて来た秋模様に俺は秋刀魚を焼くんだ、
東京のド真ん中で、
煙モクモクに趣きを見ながら、
庶民大衆の秋を頂戴しようじゃないか、
んー、ナイス。
最近の俺と来たら家呑みが過ぎるのでね、
内臓に少しでもの気休めにとシジミ味噌汁を用意して、
大好き麦ご飯に我が家自家製の梅干しから大粒の紀州南高梅も準備完了、
そうしてこうして、
ホラホラご主人、
同時進行で焼いてた秋刀魚もそろそろですぜ、
今回のは一夜干しの開きで旨味ジュワジュワのヤツ、
『秋刀魚の開き定食』。
もうね、
焼き始めの傍から溢れ出す脂で炎ボワボワ、
コリャもう食べる前から美味いのが分かるってなもんだ、
ホレホレとさ、
皮目を軽く焦がす事に因って増す風味は誰しもがご存知、
で、
" 秋刀魚の梅煮 " って料理がアリな様に、
焼いた秋刀魚と梅干しの食べ重ねもオツなんだよねぇ～、
しかも一夜干しの開きだからさ、
醤油要らずに塩気加減最適仕様、
でで、
麦ご飯に滴り落ちる程に大量の秋刀魚脂と、
紫蘇漬け真っ向勝負な紀州南高梅の芳醇な酸っぱ甘さがさ、
くぅぅぅぅう～っ、
口の中で合わさってまろやかに " ハロー・グッジョヴ " 、
ぐをぉぉぉぉお～っやっぱり美味いなぁーっ焼魚で和食ってヤツぁよぉ～っ、
…ハイハイ、
たったコレだけでもさ、
今秋初の季節感有る自炊に俺満足、
いやぁ～しかしのしかしだ、
シンプルなればなる程に、
日本の秋とは何と色っぽく艶っぽい事かと。（…秋刀魚の話しね）
" Shomin / Taishu no SHOKU koso shin no gokujo nari "
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