Alcohol, Gourmet, ...and Rock. " Goes beyond UNDERGROUND, ...a strong personality and shine. "
Saturday, June 01, 2013
I reproduce the taste of the great mother ...NASU to ATSUAGE no NIBITASHI TEISHOKU
東京・自宅、
" ワラビのお浸し " とか " ツクシの卵とじ " 、
天ぷら…と言えばエビもキスも無く野菜ばっかりでメインは " チクワ " 、
おやつ…に出て来るのは " サツマイモ " を蒸かしたのとか、
(戦後復興時の日本かよ?っていう…)
子供だったらそんなのはチョット…ってなるところだけど、
何故か幼少の頃からそんなのが好きだった俺、
まぁ、
料理が上手だったバァちゃんとオフクロの力量と、
好き嫌いや食わず嫌いを絶対に許さ無かったオヤジの圧力に寄るところ大いに有り、
特に半端無かったオヤジの恐怖はカリスマ級、
子供が " うぅ~ん " 的な顔をした途端にご近所迷惑に轟く怒号、
" おぉ?! クソガキ如きが偉そうに言うか? じゃぁもう何も食わんでイイっ!! "
…と命令され有無を言わさぬ指令に幾度も腹を空かせて眠った事か…、
それは、
働いて金稼いでお前等に飯食わしとんじゃ!という一家の大黒柱たる威厳と、
バァちゃんやオカァちゃんが作ってくれた飯を美味いと食べんとは何事じゃ!という愛情、
中学生の頃には既にそう理解出来てた俺だが、
小さかった弟や妹はさぞかし苦労した事だろう、
『ウチには鬼が居る』、
そんな若かりし頃のオヤジをフと想い出し、
そんなオヤジの好物で俺にとっても好物だったオフクロの手料理、
そうして、
先日実家から送られて来た " オフクロ定食 " の記憶も瑞々しい中、
ダンボールに同包されてた野菜を使って再現してみた我が家飯、
んー、ナイス。
息子に送って来る物に玉子焼きとか煮物ってのも可笑しいんだけど、
唯一入ってた生野菜がナスってのも可笑しいよね…、
ウチの実家がナス農家とかナスが地元の名産だとか、
そういうのなら分かるんだけど唯単に送られて来たナスのデッカイの3本、
…でもね、
…解るの、
…感じるの、
俺ガキの頃、
オフクロが作るナス料理が大好きだったんだよね、
そのナス料理の中でもトップの大好物をオフクロのレシピの下で、
『ナスと厚揚げの煮浸し定食』。
作り方はメチャクチャ簡単、
ナスを半身に切り胡麻油を熱したフライパンで軽く焼き炒める、
鍋には醤油と味醂と鰹出汁粉で合わせた煮汁をスタンバイ、
胡麻油の風味を纏い火が入ったナスを投入、
一緒に厚揚げと油揚げと残り物のチンゲン菜もドォーン、
クツクツと煮終わった後に余熱を取り冷蔵庫にて冷やすと、
ハイ出来上がりぃー。
キンと冷えたナスの煮浸しに唐辛子をパパパっと、
アッツアツの白飯にオンするとナスから染み出て来る甘い煮汁、
これを豪快にかき込みつつね、
お次に控える厚揚げ煮も白飯との相性抜群、
この梅雨のジメジメした時期に恰好の具合にて美味い。
そうこうして懐かしの味を堪能しながらね、
『そこそこ俺も料理するけど…オフクロには勝てる筈も無いか…』ってね、
うん、
男ってのが永遠の子供だとしてね、
" オフクロの味 " ってのは世の女性が想像する以上に偉大な訳よ、
『こんなに容姿も磨いて尽くしてるのに旦那が家に帰って来ません』って方々、
大体ね、
そういう女性に限って料理が下手なの、
(俺持論にて悪しからず)
昔の人は言いました、
" 男を掴むには胃袋を掴め " ってね。
" Konya mo natsukashi no WAGAYA-MESHI "
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