東京・池袋、
ここ数日間、
仕事以外では全くの外呑み無し、
引き篭もりさながらに自宅飯と自宅酒の繰り返し、
…こんな事じゃイカン!と、
都合良いキッカケがあったので町へと繰り出す夕暮れ、
丁度良く酒場も暖簾が出始める頃合い、
よぉ~しっ何処で満々と満喫させて頂こうか、
…って思い巡らさせた瞬間、
特に迷う事も無く浮かんだ或る酒場の或る一品、
シュっと出て来るこんな時は必ず当たりの日に出くわす俺の酒場運、
" そうだアソコへ行こう " 、
んー、ナイス。
目まぐるしく移り変わって来た此の町で、
長年に渡り呑兵衛の諸先輩方を癒し潤して来た老舗、
昭和24年創業、
池袋 『千登利 (ちどり)』。
何と気付けば2年振りの訪問、
よくもまぁ俺も随分とノンビリしてたもんだ、
こんばんわぁ~と暖簾を潜りカウンターの特等席へ座る、
左手に煮込鍋を右手に焼き台を構え据える最良席だ、
相変わらず凛とされてるママに挨拶をし、
35度の米焼酎で割る千登利さん独特の「ホッピー」で我が宴のスタート、
さぁ~てと、
目の前でクツクツと美味そうな音とフワフワと湯気を立てる鉄大鍋、
此処へ来たらコレをお願いし無いのはモグリか余程の豆腐嫌いってなもんだ、
そう、
「牛肉豆腐」、
木綿でも絹でも無い特注の豆腐、
牛肉は最早味付けの一端でしか無い、
コレは豆腐を存分に味わう為の品物、
嗚呼ぁぁぁあ~うん…コレだよコノ味、
純で素朴で滲み入る風味、
醤油立つ " ザ・古き良き昭和の東京 " 的なね。
で、
コレも忘れちゃいけ無い名物「生カブ」、
季節に因って産地も変えてる事との拘り様、
特製味噌にグワっと練り付けてシャコっとカジる、
茎部分もメチャクチャ美味い、
甘さと瑞々しさ抜群でカブ本来の美味さが知れるよね。
さぁ~てさてと、
ホッピーを5杯程呑み干したところで「米焼酎」をロック、
お次のアテは " やきとん " だ、
先ずは「かしら」と「たん」を双方塩、
千登利さんの " かしら " は身9割が脂、
しかし決してしつこく無くシャクシャクとした歯触りはトントロの様、
" たん " とは実は " たん&はつ " の合串、
コっレも何ともジュワっと美味い、
ででっと続くは「とり皮」を塩で「つくね」をタレ、
かぁぁぁあ~っ美味いっ、
技を伺い見るよねぇ~、
…っちゅーのも千登利さんの串焼きは基本 " 半焼き状態 " での置きを、
注文後に再焼きし供するモノ、
…なのにコノ塩梅良く旨味上々な具合はモノが良く腕前良い証拠だろう。
さぁ~てさてさて、
ラストには「ればー」を塩で「にんにく」は特製味噌だ、
(やきとん串の中で " ればー " だけは生から焼く)
うんうん、
間違い無い美味さだ、
思い立った勢いでフラっと来たけども、
また再びチョクチョクお邪魔させて頂きたい名店、
11月も下旬、
これからもっと " 牛肉豆腐 " が美味くなって行くからさ、
流石は昭和24年から続く味の店だ。
ででで、
フラリフラリの帰り道、
俺的にかなり懐かしい大衆酒場の前でストップ、
此処も2年以上振りじゃないかと、
池袋 『豊田屋』。
池袋に3店舗有する3号店の方ですね、
…気付けば目の前には熱燗、
「宮の雪」、
あの金宮焼酎の宮崎本店が出してる清酒ですね、
コレが何とも香味良く呑み飽きし無い旨口の酒、
もうグイ呑みでグイグイですぜ。
そして豊田屋3号店で忘れちゃいけ無いのはコレ、
「塩さば(切身)串焼」、
皮目の香ばしさ、
身のフックラ加減に塩っ気とジュワジュワの脂、
ソレを熱燗と共に流し込む何とも至福な旨味の併せ技、
かぁぁぁあ~っ美味い! がぁぁぁあ~っ美味いっ!!
そしてそしてコレもね、
「ナス味噌炒め」、
白味噌仕立てのアッサリなんだけど、
口中に広がる風味は濃厚、
こういう家庭料理がイケてる酒場って大概間違い無いよね。
そんなこんなで久し振りだった池袋呑み、
まだまだ限り無く良い酒場が点在する此の町、
そろそろ年末なんて言葉が囁かれ始める時期に、
何と無く " ロマンなチック " に導かれた此の日、
やっぱり良いなぁ~…こういう昭和酒場ってさ。
" The " Shita-Tsudumi " the taste of a traditional Japan "
This blog has been registered with the site ranking.
If your favorite post, please click on the banner to vote for all.
Thank you!!
Nomiaruki-Tabearuki
Please click ↑
Tabearuki-Nomiaruki
Please click ↑
Nihon-Zenkoku-Tabearuki
Please click ↑