東京・中野、
酒の席は孤高に独り酒が好きです、
まぁ厳密に言えばカウンター越しにマスターやママなんかと話すから完全独りでは無いのだけど、
其処に他人を介入させたく無いのには俺なりの拘りっちゅーか何ちゅーか…その…、
俺にとって酒場で過ごす時間ってのはメチャクチャ大切なモノで、
飲食業に関わり始めた14歳の頃から常に物事の様々を学び笑い泣いた場所、
だからその何ちゅーか拘りっちゅーかがギンギンでしてね…、
迷走して瞑想する場として最適なんだよね、
それを誰かさんとご一緒に…って場合、
性格上どうしても気を回し使っちゃう訳ですよ、
アレは好きかなぁ？ コレは嫌いかなぁ？ そもそも楽しんでくれてるかなぁ？ …なんてね、
要するに、
俺にとってのオアシスである酒場に於いては絶対的邪魔なのが " 協調性 " なんだ、
唯々大好きな空間を我ながらの作法で勝手気ままに存分に楽しみたいだけ、
…なんだけど、
近々に " 昔に同じ釜の飯を食った " 東京で一番の腐れ縁な友人と呑むのでね、
オールマイティーに愉快に出来る処を偵察しに出掛けた訳な俺です、
んー、ナイス。
仕事帰りはいつも深夜、
早くても日が変わった3時とか遅ければ夜明け前の5時、
仕事場は新宿区だけど…さすがに俺好みに開いてる呑み屋は少々、
…ってな事で中野へ移動、
朝8時までヤってくれてる何でもかんでも美味くて、
呑兵衛な深夜族に優しい沖縄食堂が在るのでね、
…って向かってる途中、
何気に中野5丁目界隈の呑み屋通りに入ったら先月にオープンしたばかりだというお店発見、
ほぅほぅほぅ、
新規開拓で寄ってくか、（奴も好きそうだし）
中野 『酔っ手羽 （ヨッテバ）』。
入ってみれば中々に激熱サービスをウリとしてしかも無休の24時間営業、
これは俺なんかにすれば非常に助かる呑み屋さんです、
しかもしかも、
約100種類の飲み物が1人1時間730円で飲み放題だと！？（ホッピーは無いのね…）
…ちゅー訳で芋焼酎を「黒霧島」のロックにて俺の呑み放題スタート、
お通しは胡麻油の掛かった定番な「キャベツ」、
で、
メニューを覗くと " 伝説シリーズ " ってのに目が行く、
じゃぁ屋号にも使われてる手羽でも貰いますか、
「伝説の手羽先（タレ）」、
あっ美味いぞ、
サラリとした甘いタレにペッパー効いたニンニク風味、
名古屋飯にもある " アレ風 " だけど酔っ手羽さんならではの個性も感じます、
うん、
この時点で良いお店感。
お次の酒は麦焼酎の「いいちこ」をロックだ、
そしての " 伝説シリーズ " は続く「伝説の餃子」、
ん？ 卓上に付けダレが無いなぁ～と伺ったところ、
" 味付けになってるんでそのままどうぞ " なインフォ、
ひと口にパクっとしてみてナルホド、
中華圏の人達にすれば主食で日本人からすればご飯のオカズ、
しかし此処のコレは酒のツマミとしてのイイ味付けだ、
うんうん、
悪く無いじゃないか。
さてと酒は加速するよと、
お次は泡盛の「残波」をロックだな、
そしてそしての " 伝説シリーズ " は、
手羽先と餃子に続き三部作最後の一品である「伝説の唐揚げ」、
あぁ～何か凄く家庭的な味ぃ～、
衣サックサクで下味効いた鳥もも肉がフッワフワ且つ食べ応え充分、
唐揚げ好きが皆喜ぶだろう唐揚げらしい唐揚げだよコレぇ～。
さてさてと、
まだまだ呑むよぉーと、
お次は米焼酎で「白岳しろ」をロックだぜ、
コレに併わすはメニュー最高値クラスにあたる「霜降り馬刺」、
おぉぉぉお～当に霜降りの名に相応しい色艶、
程良い歯触りの直後にジュワぁ～っと口一杯に広がる甘い脂と芳醇な香り、
や…ヤるっ…ヤりよるわぁ…。
じゃじゃぁ～っもう一品も肉刺をと、
大好物を発注ですぜ、
そうさっ「くじら刺身」、
何とも美しい赤肉、
さっきの馬刺とはまた違う格別のトロトロさ、
うー…ヤバイなぁ～…ヤバイ店見付けちゃったなぁ～。
でで、
串焼きメニューが充実なのも嬉しき事で、
ななな何とっ1本50円～と色々楽しめるのが有難い、
そんな中から「レバー（鶏）」と「ハツトロ（鶏）」をタレで、
「トントロ（豚）」は塩でヨロシクです、
ほっほぉ～、
イイよイイイイ、
こういう言い方は失礼だけど、
本当愛を込めて好きですこういうの、
それでね、
「ホタルイカの沖漬け」なんてシブイ肴もちゃんとしてんのよ、
最後のお替りの「残波」はグラス一杯並々でした、
此処は友を連れて来るのに最適な酒場だぞ、
次回再訪が楽しみぃー、
また一軒良い酒場が中野に出来ました。
" Legend series complete eat "
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