東京・高田馬場、
呑兵衛な猛者達が口々に唱える文句に、
" いつまでもあると思うな好きな（美味い）店 " というのがある、
全く以って仰る通りで…、
去年だけでもお気に入りの店が幾つ暖簾を閉まってしまった事か、
つい先日も何も知らずに某町の某酒場へ顔を出しに行ったところ、
" ん？ 今日は提灯が出て無いぞ？？ 確か年中無休の筈だよなぁ？？？ " 、
えぇ…、
えぇえぇ…、
通った記憶の泣き笑いと共に店諸共消えてましたよ旦那ぁ～、
うん…
うんうん…、
きっと色々とあった上での閉店なんでしょう、
寂しいけどね、
仕方が無いね、
そんな事を思いながら俺は仕事終わりの飯です、
セツナの寒い深夜に滲みるは温かい立ち食い蕎麦なのです、
んー、ナイス。
2014年の仕事初めは鈍った身体のリハビリ、
煮込みを仕込んで串焼き用の肉を捌いて諸々と、
大して動いて無いくせにダメだわ疲れたわ、
蕎麦でもススってとっとと寝よう、
高田馬場 『吉そば』。
さてと、
ミニ丼とのセット物も魅力なんだけどね、
本日はドカっとデカ長い天ぷら系のヤツを欲して、
「ちくわ天そば」、
しかしココに来る時って毎度決まってヘトヘトな時だったりする、
あぁ…きっとアレだ、
席数も数える程だし、
深夜早朝名物の変な酔っ払いも居ないし、
駅すぐソコだし、
やけに落ち着くからだな。（それに三重県は桑名の本醸造醤油を使ったツユが美味いんだよ）
そして頬張る乾燥気味のコヤツを、
ツユに浸してムシャムシャと、
そしてそしてモッサリしたコヤツを、
勢い付けてズズズズと、
うん美味い、
妙に癒されて何だか美味い、
仕事終わりからのド深夜の立ち食い蕎麦って…、
何故だか無性にセツナくて美味い。
" The cold midnight moment "
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