東京・沼袋、
練馬～江古田～と経由して散歩をし沼袋へと続く " 朝日通り " 、
この通りは中々渋く過疎ってるんだけど味が有って在り、
非常に昭和な佇まいが散らばってて、
ポツポツ歩いてると何だか落ち着くんだ、
そんなこの通りに於いて、
数年前から気になってた " つけそば屋 " の話し、
ラーメン・つけ麺に滅法疎い俺だから事前情報は勿論ゼロ、
でも…その店構えからは並々ならぬ雰囲気を感じてた、
そうこうして或る日、
唯々あの外観が瞼に写るので、
意を決して行ってみた訳です、
んー、ナイス。
引き戸をガラリとコンチワ、
老舗感プンプンのダンディーなマスターがイラッシャイ、
カウンター僅か5席に、
1名用テーブルが1卓と2名用テーブルが1卓、（どちらも簡易的）
カウンター頭上にはメインの " つけそば " メニューが13種、
（中華そば・タンメン・餃子・チャーハン等も有り）
沼袋 『丸長』。
此処の存在を知ってから4年強、
やっと念願の初訪問と来た訳だ、
何も悩む事は無い、
さぁ俺よ…アレを頼むんだ、
「つけそば」、
おぉ～何だか男らしくシンプルなヴィジュアル、
つけ汁は酸味やや強めに脂は少なめ、
微かに唐辛子が浮いてはいるが辛味は軽い、
ホンノリと甘味感じるダシは味濃くて俺の好きな系統、
具には刻みチャーシューとメンマにスライスされた生玉葱だ、
そしての麺はデフォルトでも盛りの良いストレートの太麺、
さぁーて出来立ての内にと、
つけ汁にタップリと麺を潜らせて勢い良くズズっとしてみれば、
あぁぁぁぁあ～…美味い、
ツルツルと風味も良くコシも有るぞ、
初めて食べたのに不思議と湧き上がる懐かしい味的な感覚が美味い、
好きだ俺好きだコレ。
訊けば昭和22年頃に荻窪に出来た丸長が開祖らしく、
次第に各人に暖簾分けをしながら其々が独自の進化を遂げたと、
その中の1店が此処沼袋店との事、
彼の " 東池袋大勝軒 " を築いた山岸一雄氏も、
元を辿れば丸長に行き着くっていうんだからスゴイもんだ、
うん、
次回はデンと腰を据えてもっとジックリ味わってみようと思う、
うんうん、
古き良き昭和まる出しで味わい深いぞ丸長。（外観にも惚れるよね）
" Hitomebore "
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