東京・浅草、
正に理想である、
当に風情がある、
何だコノ異様なまでの " コレだよコレコレ感 " 、
一見小さな幸せが、
実のところどれ程の大きな至福かという事を知れる、
そうだ、
決して失うなと気付かされる、
俺もいつの日か…あんな風になりたい、（福山雅治氏の " 家族になろうよ " を鼻歌で）
んー、ナイス。
" もつ焼きという名称を創めて使った元祖店が在る " 、
…そんな噂を以前より聞いていた、
もつ焼き好き呑兵衛としてスルーは出来無い、
しかも所在地は下町・浅草だ、
おほ？ ぬお！っとタイミングも完璧なお膳立て、
さて場所を調べる、
さぞかしディープな路地裏なんかを想像する、
…が、
へ？ こんな見晴らしのイイとこなん？！
まさかの伝宝院通り沿いの仲見世通りスグソコ、
うっわぁ～、
何で今まで見落としてたんだろう…、
浅草 『千代乃家』。
俺にしては珍しく事前情報は頭に入っている、
何故か？と告白すると実は少々ビビっていたのだ、
…けど、
それは1杯目の「ホッピー」で瞬時に消し飛んだ、
亡き先代が昭和26年に創業、
今は二代目のご夫婦と後に三代目となる息子さんとの家族経営なのだが、
おいおいおい、
何ちゅー心地良さなんだ此処、
10人も座れば満席になるだろうＬ字カウンターと2人用テーブル席が1卓、
お店の方もお客さん方も皆笑顔でワイワイ、
そしてママの対応が素敵、
家だ…此処って家だ。
もうユックリする事に決定、
存分に居座る計画に書き換える、
よぉーしっ、
美味そうな刺し系からぁ～、
「タン炙り （半盛り）」、
添えられたワサビ醤油にチョコンとしてパク…、
おぉぉぉお～っ美味いっ、
コシコシした後にトロトロだっ、
ほっほぉーっこう来たかぁ～っ。
お次は元祖の " もつ焼き " を、
「れば」を塩、
「しろ」をタレ、
うん、
うんうん、
なるほどだな、
コリャ間違い無くだわ。
で、
みぞれ（大根おろしポン酢）メニューもウリっちゅー事で、
数種の中からチョイスするは「かしらみぞれ」、
コンモリと盛られたみぞれポン酢の中には、
かしら串2～3本分程がゴロリ、
みぞれポン酢をタップリと纏わせて食べてみれば、
おっとっとぉ～コレもまたイケる、
かしらの脂とグッドマッチだぞコレ、
参った…俺参った。
…となればさぁ、
こういう魅惑酒場には例のアレが有るんだよねぇ～、
…の、
其の名も「名物玉子焼」、
おっと青海苔が振り掛かってる！（へぇ～）
しかもママが焼いてくれたぞ！！（わぁーい）
中身はネギ沢山でフンワリ家庭の味、
ダシだの何だのじゃ無くてビャっとしてジャっとした系、
こういうのでイイ、
こういうのがイイ、
そんな優しく落ち着く玉子焼だ。
ふんふんふんと、
エンジンはガンガンだぞ俺、
次何にする？ ねぇ何食べるよ？ …な前に、
芋焼酎の「さつま司」をロックでヨロシクです、
よしよぉ～し、
さてさてとな、
…ってしてたら、
お隣のジっちゃん大先輩から、
" 1人じゃ食べ切れ無いからさ " って、
「あたりめ」のお裾分けプレゼンツ、
あららららぁ～、
すいません～頂きますぅ～、
…って、
ジっちゃん大先輩と色々話しながら呑んで…、
あたりめクニュクニュ食べてたら…、
おっと…まさかの…満腹感…。
うおーっ！ もつ焼きぃーっ！！ 煮込とかもぉーっ！！！
まだまだ食べたかったのにぃーっ！！！！
…また来ます。（ジっちゃん大先輩ありがとう）
いやぁ～、
千代乃家、
明日にでも再訪したいくらいだ。
" Ganso wo taberu "
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