東京・自宅、
冷え冷えも増して来る師走の日暮れ時、
窓の外に見える草木は寒風に揺れてる、
ボぉ～っと煙草を吹かしつつ失くしたモノと得たモノと、
そんなモノを指折り数えてみたけれど、
良い事ばかりが浮かぶ俺は相当の幸せモノだろう、
数日後にはクリスマス、
それが過ぎたらカウントダウン、
幾つか寝ればとっととニューイヤー、
…、
さぁ～てと今日もコタツでヌクヌクしながら、
アッツアツの鍋でもツツいて酒だ酒ぇ～、
来年もこんな調子で行ける事が一番だな、
んー、ナイス。
俺の毎度のパターンでね、
鍋をヤった明くる日はその残り鍋をメタモルフォーゼ＆トランスフォームさせる訳です、
今回は自家製の豚ツクネをメインにキムチチゲ、
そして丁度1人前の具材とスープをストックしておいてオヤスミナサイ、
さてさてと、
昼過ぎに起きた休日の昼飯に、
昨日の鍋スープにチョイと手を加え、
うどんスタンバイからのグツグツグツっとハイハイハイっ、
仕上げに生卵をボトンと投入して加減は半熟の頃合いで、
出来たよぉー、
『豚ツクネのキムチチゲうどん』。
前日からの旨味が滲み出まくってる濃口だからね、
うどんはスープで煮込まずに別で湯通しがイイ、
豚ツクネの下味は醤油に酒に味醂、
ニンニクとショウガとネギを適量に、
そして卵黄と片栗粉を入れ粘りが出るまでコネる、
そこに味噌をお好みで足してやると風味がグイっと上がる、
うん、
ネットリしててフワッフワ、
中々に美味いぞ。
で、
トロリな半熟卵に優しく箸を入れてやる、
トロトロリぃ～っと黄身がスープに馴染んで行く、
でで、
時間の経過と共に少々熱が入って固まり始めたヤツも美味いんだよね、
こうして残り鍋の哀愁を全身で受け止めながらズズズぅー、
崩れた卵でマロヤカになったスープをクピピぃー、
さぁ～てさてさて、
今年はあと何鍋をして何うどんを何回ススるだろう、
そうさ…、
あと何回…あと何回…、
アっと言う間だねぇ～今年も。
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