東京・下落合、
中々どうも予定が定まり付かずなモゾモゾ感に、
まぁまぁ嫌いじゃ無いこの足元のフワフワ感です、
師走の冷風ピュ~な深夜の帰り道、
グルっと巻いたマフラーを顎上までクイっと、
益々寒くなって来たなぁ~なんて白い息を見て、
足早にトコトコと鼻歌フフフン歩く年末、
そうだアレをしなきゃ、
そうだそうだコレもしなきゃ、
うぅーん、
この " 地に足が着いて無い感 " が心地悪くて心地良い、
んー、ナイス。
さぁ~てと、
チョイと早めに終わらせた仕事からの散歩道、
何だか分かんないけど急激に上がる " 餃子への熱 " 、
よぉーしっアソコへ寄って行こう、
カウンター10席のみの小さな中華屋、
下落合 『江南』。
寒い寒いなんて言いながら、
先ずはの一杯目は「レモンサワー」、
乾燥して喉カラッカラだったしね、
あれ? いつものお通しが無いぞ、
品切れしちゃったのかシステム変更になったのか、
まっイイや。
で、
お待ちかねのコレだコレ、
「焼き餃子」登場ぉぉぉお~、
醤油もラー油も必要無し、
今回は " 酢コショー " で味わう名物餃子だ、
焼き加減バッチリの薄皮なのにモッチモチ、
中身の餡はタップリのジュジュワぁ~さ、
やっぱり美味いなぁー。
でで、
瞬間的に呑み干したレモンサワーの後には「吉乃川」を熱燗だね、
そしてツマミには豆板醤で食す「鶏の唐揚」が抜群、
衣はパリッパリで香ばしく肉はスッゴク軟らかい、
シンプルなんだけど下味に使われてる中国酒の風味が立っててね、
好きなんだよなぁ~江南さんの鶏唐。
…って呑気にヤってたらそろそろ閉店30分前、
パパっと〆の一品をお願いしてガガっと平らげますかと、
そうなりゃ麺か丼か定食か、
いやいやコレにしよう!
「カレー炒飯 (エビ入り)」、
よぉーし、
優しい中華スープでレンゲを軽く湿らせたら、
食欲そそるカレー湯気をスぅーんと吸い込みつつ、
うん美味い、
続け様にパクついてパクつくっ、
合間にスープをジュルっとして、
再び炒飯をパクパクパクっと繰り返して、
かぁーっ美味いぞっ、
既に早朝5時になるかという時間帯に頬張るカレー炒飯、
罪悪感なんて何処吹く風よ、
何ちゅー美味さなんだ、
………、
そうこうして明くる日、
目覚めても尚パンパンに張ってるポッテリ腹を擦りながら思う、
そうさ俺は一つも間違って無い、
カレー炒飯が美味いからダメなんだ…と。
" Taste of temptation to beckon "
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