東京・東高円寺、
オサラバする日も近いのね、
サヨナラ言わずに去ってくわ、
…的な意思表示と意志表明に掛けた（賭けた）二時間、
タイミングとしてもコノ辺りだったんだろう、
もう最後にしたいからこその俺言が伝わったかどうかは " ？ " だが、
うぅーん…と…コレでイイんだと、
そうして歩く、
こうして歩く、
季節は初秋にて些か寂しさを煽って来やがるが、
まぁまぁ幾千と経験して来た事だろうがよ、
…っちゅー事で取り敢えず呑んで帰るか、
んー、ナイス。
最近…10年振り～とかばかりなんだけど今回は10年越し…、
新宿方面から高円寺方向へ、
青梅街道と環状七号線が交差する手前、
ヒトキワに（愛を以っての）ボロでステキな中華屋が在る、
くすんだ黄色の提灯が本日も煌々と、
東高円寺 『満州王』。
週4日間の営業で朝4時頃までヤってるコチラ、
昔働いてた仕事場が近所でさ、
行き帰りと毎日見ててお店の存在は知ってたんだけど、
お世辞にもキレイだとは言えずな店内、
満席時なんて店外でまで呑んでる常連衆の皆々様、（しかも深夜の光景だからまたカオス）
中々にディープな雰囲気に当時の俺は " 何だココは！？ " …と、
で、
時が経つ事10数年、
久し振りに思い出す事10数年後、
今ならコレ系はド真ん中の庭レベルにて満を持しての初訪問。
迎えてくれるのは明るく気さく且つ礼儀正しきマスターの " ワン（王？）さん " 、
そんな人柄も長年愛され続けてる理由なんだろうなぁ～と感心しつつ、
カウンター僅か10席のみの隅っこで「ホッピー」をグビっとして、
ツマむお通しの「キムチ」がさり気無く美味くてさ、
「焼き餃子」をお願いすると、
オーダー後に皮＋餡を包んでるのね、
謂わば正真正銘の出来立てってヤツだ、
味は家庭的、
メッチャ家庭的で落ち着く味、
家庭的過ぎて安堵の爆睡をカマしてるオっちゃん常連客をチラ見しながら、
続くは好物のエビと玉子で「エビと玉子炒め」、
エビがプリッブリンとか、
玉子がフワットロとか、
そんなんじゃ無くて強火でギシっと炒められた式、
しかしココではコレが正解なんだな、
でで、
…〆にと現れた「焼きそば」のアヴァンギャルドなヴィジュアルも愛おしいぞ、
中華スパイスなのかなぁ？ 単なるソース焼きそば味じゃ無いところも味有る " ならでは " の特徴、
うん美味い。（…にしてもホッコリするなぁ～）
さてと、
ゴチソウサマでしたの帰り際、
わざわざコック帽を脱ぎ何度も挨拶をしてくれるワンさん（王さん？？）がとても印象的だった、
次回は満州王の醍醐味な深夜帯にお邪魔しちゃおっかな…。
" Reason to be loved "
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