Wednesday, September 17, 2014

Long walk to the origin " 8:00 am " ...Shin-Koenji, TAROKEN



東京・新高円寺


20代は過ぎた10代をフっと思いそう感じるモノ、
30代は過ぎた20代をフフっと思いそう考えるモノ、

しかしだ、
40代は過ぎ去った遥かをブっ…ブヴァっ…と…異音混じりに咳き込みながら感慨深く思うんだ、

当時と同じ様な条件に挑み向かう時、
当時と同じ様な試みにと馳せ参じる時、

…ご存知に無理、
…でも悲観なんてして無い、

そんな事をボケぇ~っと、
3時間近くの散歩(歩いたねぇ~)は夏が帰って来た様な暑い日だった、


んー、ナイス。


そうだなと、
18歳だった頃~35歳くらいまでの頃かな、
人恋しさに呑んだくれた後の早朝とか…人離れに物悲しくなった深夜とか、
ブぅーンと車や原チャリで週3は行ってた " 24時間営業の立ち喰いラーメン屋 " を思い出す、

否、

思い出すっちゅーか最近数ヶ月ずっと思い続けてた、
そろそろアノ味を食べといた方がイイんじゃないか?ってね、

新高円寺 『タロー軒』


愛を以ってを大前提に…、

初めて訪問した頃の20数年前はプレハブのボロ小屋でさ、
扉なんて物は無く外界との仕切りはビニールカーテンがバラぁ~ンとしてて、
カウンターのみ一直線の立ち喰いラーメン屋だった、
現在では少々小奇麗になり扉も付いてテーブル席なんかも有るが、
それでもやはり独特の雰囲気に " チョットぉ… " って引く人も居るだろう、

俺は大好きだけどねぇこういうの。




さて、

俺は所謂 " ラ " の人では無い、
ソレに対して詳しい事は知らん、

だけど、

コレが俺の思う " 東京ラーメン (哀愁版) " なんだな。


醤油ダレを入れた器にグツグツと豚骨と背脂が沸き立つ寸胴から注がれるスープ、
一見鶏がらベースなんだけど豚骨の旨味も加わってパンチもグイっと、

で、

1.5玉くらいは有るだろう中細麺がしなやかに泳がされ、
タロー軒を象徴するタップリの具が飾られて行く、

…っちゅー訳で完成の「ラーメン」、




そう、
そうそう、

コレだコレ、




何ともかんとも、
美しさすら漂う刹那のヴィジュアルは健在じゃないか、

通常で充実な盛りも相変わらず、

ギュっとしていながら口の中でホロっとするチャーシューは厚いとこ2.5枚、




…昔はもっとブ厚くて3枚以上入ってた記憶なんだけど、
どうやら最近の豚肉価格高騰の影響で数量減らしたんだってさ、

それでも食べ応え充分だから問題無しっ、

でで、

ゴリンとした歯応え抜群なメンマは(実はコレが俺一推し)どうだ!と存在感を醸し、




ヌルっとヌメっとしつつシャキっともするワカメも良アクセント、




うん…、
若かりし日々の俺の思い出のタロー軒だ、

基本アノ頃のまま美味いっ、(スープに浸るネギも大量)




あ…、

肝心の麺はね、
デフォルトで注文すると割と軟らかめ、
好みで硬めにもしてもらえるんだけど、(本来の俺は硬めが好み)
タロー軒ではお任せがイイ、

謂わば " タロー軒の味を存分に楽しむにはデフォが一番 " なんだっ、

…というのも、
開業当初から早朝&深夜のお客が大多数だったタロー軒、
そういう時間帯に仕事の行き帰りをする人達から特に高い支持を得ていたんだよね、
しかしながらド早朝やド深夜にラーメンってのはチト重い、
…だから胃腸に優しく消化にイイ様に麺は軟らかめになった…って話しを聞いた事があるんだよね、

嗚呼…何ともステキな逸話やんか。




因みに、

現在はどうか分かん無いけど、
当時は店前にギッシリ並ぶ車やバイクが凄くてさ、

特に多かったのはタクシーだね、

皆がタロー軒で腹ごしらえ、

運悪く店内満員の時なんて店外で立ち喰いしてる人とか、
自分の車の中にラーメン持ってって食べてるツワモノまで居たもんさ、

…俺もヤったなぁ~ソレ。(懐かしい)




うー、

また食べたくなって来たぞ。( " ラーメン+半カレー " のセットもオススメ)


" I feel Tokyo-Raman nostalgia "


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