東京・沼袋、
あぁー…失敗したぁ～…俺ってバカだよなぁー…なんて、
眉をヘの字に困り顔してる内は未だ大丈夫だ、
巻き返す道は困難であろうとも人はやり直す事が出来る、
始末に負え無いのは我が未熟失態にさえ気付かずましては他人へ責任転嫁し始める時だ、
誘ったのか誘われたのかは結果どうでも、
ソレを選んだのは己だろうと、
委ねたのか委ねられたのかは結論どっちでも、
ソコに微塵でも見返りを求めたのは確かだろうと、
" 何者かのせいにして自分は楽でいたい " 、
気持ちは解かる、
俺にも有る、
でもそんな事の繰り返しじゃぁ心底信頼してるモノにさえ見放される時が来ますぜ、
斯く言う俺が其の繰り返しだったからな、
努々肝に銘じるべし、
んー、ナイス。
人が良からぬ事を考える時ってのは極単純で、
心も腹も満たされて無い時と相場は決まっている、
気持ち休まる穏やかな居場所で、
ノホホンと美味い酒肴を交わしてりゃぁさ、
そうそう争い事なんて起き無いもんだ、
沼袋 『たつや』。
中身の金宮多めな「ホッピー」は相変わらず幸せ効く美味さで、
なめこトッピングの「おしんこ」をチョイチョイしつつの、
「れば」を塩、
「たんもと」も塩、
問答無用に抜群な塩梅加減は毎度健在、
もう幾度も来てるのに一向に飽きる事の無い味は本当に美味いから、
1本100円台からなるこの逸品の数々には全く以って頭が下がる。
さて、
日替わりや週替わりに月替わりのイレギュラーメニューに目をやると、
「ぶり塩焼き串」なるものを発見、
ほぉぉぉぉお～っ脂の乗り最高だぁぁぁぁあーっ、
美味いねぇ～美味いっ、
そして何とサービスで " コレも食べてみてよ " と頂いたのは「ぶり大根の大根抜き」、
たつやさんで使ってる串焼きの醤油ダレ原液でサっと煮てくれました、
こりゃまた美味いっ！（メニュー名がイケてますねぇ）
で、
「オニオンスライス」をシャキシャキしながらの、
「つくね」と「しろ」を味噌、
ネタの良さは勿論の事、
香ばしく甘辛い特製味噌ダレの力強さは流石、
その美味さを口いっぱいに堪能しホッピーで流し込む時がまた至福。
でで、
おやおやもうそんな時期かと…旬な「芽キャベツ」は塩でより際立つ素材の甘み、
続いて、
焼きの熱で表面に浮いた塩っ気がイイ感じの「うずら」、
そのまん丸にホノボノな俺の表情もまん丸、
こういうのでイイんだ、
日々こういうのがイイんだ、
俺は今太平のド真ん中に居るんだなぁ。
さぁーてさて、
大ぶりな「手羽先」を皮目パリっと塩焼きで、
ツマんだ親指に付いた旨味鶏脂も逃さずチュッチュと。
よしよしよしと、
「せせり」はタレで焼いて貰って、
合間には「長ねぎ」を塩で楽しむ、
うんうん。
ラストにガツンと放り込む名物は「もつカレー」、
ゴロッゴロにトロットロ、
炭火で炙ったパンにドッサリとオンしてワンパクに頬張る美味さ、
そうしてまたまたこの極旨をホッピーで惜しげも無く流し込む、
あぁ…コレコレ。
何度も何度も何度も何度も、
同じ事を何度も言うが、
やっぱり、
たつや、
んまーい。
" Takaga, Soshite, Saredo... "
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